= 「性行為でうつる病気」について
〜当院の方針はプライバシー重視〜
@当院では性病に関する診察でナースの立ち会いはなく、閉鎖した診察室でお話するようにしています
A当院ではチケット(順番)番号表示により診察室に入って頂くシステムです
画面表示ですぐに入っていただければお名前はお呼びしません
(患者様取り違え防止から、必要(番号表示に気づかないetc)によりお名前をお呼びすることはご了承下さい)
B性器ヘルペス再発の予防のためにお薬を服用することが出来るようになりました。「いつ再発するか怖い」という方に朗報です。
一日一回毎日服用する必要がありますが、効果が確実なため、他人に感染する可能性も非常に低くなります。
口腔ヘルペスや女性にも有効です。ご相談ください。
C尖圭コンジローマに対しては抗ウイルス軟膏(ベセルナ)と液体窒素療法の組み合わせを専門的に行っています。詳しくはコチラもご覧下さい。
クラミジア尿道炎は無症状の事が多く、通常の検尿では分からないこともあります。
当院では診断率の高いPCR法と呼ばれる尿の精密検査を行っています。
診断(2-4日かかる)がつけば、1回の服用でほぼ完治する抗生剤を処方します。
男性の性病は大きく分けて
@尿道炎⇔尿の出口が痛い、痒い、膿が出る症状
Aペニスの皮膚病(湿疹・水疱etc)
に分かれます。
@は淋病、クラミジア尿道炎、マイコプラズマ尿道炎、トリコモナス感染症
Aは陰部ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒
が代表的な病気です
医学の進歩で、これらのバイ菌、ウイルスを退治する優れた薬や治療法が開発されていますので、
怖がらず専門医に診てもらい、きっちりと診断・治療をしてもらうことが大事です。
最近は従来の抗生剤の効果が無くなっており(耐性菌の出現)
「尿道からウミが出て、◎△医院に行って薬もらったが治らん」ということを良く耳にしますが、
適切な診断・投薬が出来れば、早めの治癒は可能です。
性病に症状が似ていて、原因がはっきりしない事も多い「非細菌性前立腺炎」、
アレルギーによる「陰部の湿疹」もあります。
これらは他人に感染する心配はありませんが、ご本人には治るまでの時間と忍耐が必要です。
当院では
@の尿道炎に対して、陰部の診察や尿道の綿棒挿入(痛そう?!)を行うことは稀です。お話と尿検査で大部分の診断が可能です。
尿道炎は女性の咽頭(口)からうつる事が多くなっています。ご注意下さい。
Aのペニスの皮膚病に関しては、「百聞は一見にしかず」ということになるので、陰部診察をご了承下さい。
@、A以外では、陰毛が痒くなるケジラミ症があります。
その他、肝炎、HIV(エイズ)も性感染症に含まれますが、これらは泌尿器科を超えた病気(消化器内科/血液内科にも相談)と言えます。